西明石Officeの司法書士川村です。
成年後見人として、被後見人の方の入院手続きを行うことがよくあります。
今日も、お二人の方の入院手続きをしてきました。
被後見人の方は高齢であることが多く、いつ体調が悪くなり、入院するか読めません。
入院となると入院手続きを病院で速やかに行う必要がありますので、一日のスケジュールを
変更して、病院へ向かうこともよくあります。
成年後見人として入院手続きで悩むことがあります。
それは入院時に病院に提出する書類の中に、身元引受や連帯保証に関する書類があること、
医療同意についての書類があることです。
身元引受や連帯保証の欄については、病院側に説明をして、私は署名しません。
最近は成年後見人が連帯保証人になれないことは理解してもらえることが多くなってきた印象を受けます。
医療同意についても、私がサインすることはできません。
こちらについても最近は病院側も理解してくれる場合もあります。
上記いづれも成年後見人の職務範囲外であることが理由ですが、それ以外にも問題があってサインできないのです。
もちろん協力的な親族がいらっしゃれば、いづれにもサインしてもらいますので、私が困ることはありません。
私の経験上、仮にサインしてくれる親族がいなかったとしても、病院側に説明することで入院を拒否さたことはありません。
しかし、この身元引受や医療同意の問題がもっとやりやすくなればいいなと思いながら日々業務を行っています。