こんばんは、西明石Officeの司法書士川村です。
本日、明石商工会議所の5階で、兵庫県司法書士会と(公社)成年後見センター・リーガルサポート兵庫支部の共催で「高齢者・障害者のための成年後見相談会」を開催しました。
本当は、前もってご紹介すべきところですが、忘れていました。
事後の報告となり申し訳ございません。
私は、相談員として参加させていただきました。
毎年、開催しておりますが、今年は例年よりも随分多くの相談者がお越しになられました。
おそらく、広報がうまくいったのだと思います。
神戸新聞や広報あかしを見てお越し頂いた方が多数いらっしゃいました。
相談に来られる方は、家族のことや自分自身のことで悩みを抱えています。
成年後見制度が家族に使えるのか、また、自分自身に使えるのかということについての相談が多かったように思います。
そういう意味では、まだまだ「成年後見制度」という言葉は聞いたことあるけれど、中身まではよく知らないという方が多いということですね。
成年後見人が身の回りの世話をしてくれるのかとか、どれくらいの費用がかかるのかとか、色々と質問がありました。
成年後見制度を使えば全ての悩みが解決されるということではありませんが、本人にとってより良い方向に向かっていくための支援者が一人増えるという風に考えていただければと思います。
成年後見人も一人だけではご本人にとって十分な支援はできないですが、行政やケアマネージャーさんや福祉職の方々と連携すれば、きっと成年後見人が就く前と比べればご本人にとってよりよい生活ができると思っています。
場合によっては、成年後見人がついて生活が窮屈になったと思う方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
本人を取り巻く関係者の方々と連携をすることも成年後見人にとって大きな役割だと思います。
今日の相談会に参加して強く感じたことは、もし、私自身の家族に成年後見人が必要な人がいたら、安心して自分以外の人に成年後見人を任せれる、と思えるような制度にしなければならない、ということです。
そのためにも、成年後見人になる人のスキルや倫理観をもっと高めるような仕組みが必要だと思いました。